
<AIG女子オープン 最終日◇3日◇ロイヤル・ポースコールGC(ウェールズ)◇6748ヤード・パー72>
海外女子メジャー最終戦のファイナルラウンドが終了した。単独トップで出た山下美夢有が3バーディ・1ボギーの「70」をマーク。トータル11アンダーで逃げ切り、全英の大舞台で米ツアー初優勝を飾った。
前半は3バーディ・ボギーなしで回り、2位と3打差で後半に入った。バックナインでもリズムを崩さず、長い距離のパーパットをしぶとく決めきるなど首位を堅守し、2打リードで最終18番パー5に突入した。
ティショットは左ラフへ。2打目もつかまって左ラフに行ったが、アプローチを約2.5メートルに寄せて、勝利を決定的なものとした。最後は2パットで優勝を決めると、大観衆から拍手喝采。仲間たちからの祝福を受けて、喜びの涙を流した。
日本勢による海外メジャー優勝は、樋口久子、渋野日向子、笹生優花、古江彩佳、西郷真央に続く6人目の快挙となった。
勝みなみはトータル9アンダー・2位タイ、竹田麗央はトータル7アンダー・4位タイ。メジャー史上最多となる日本勢3人がトップ5入りを果たした。
西郷真央はトータル3アンダー・11位タイ。畑岡奈紗と古江彩佳はトータル2オーバー・33位タイ。岩井明愛はトータル5オーバー・40位タイ、岩井千怜と吉田優利はトータル9オーバー・58位タイで大会を終えた。
今大会の賞金総額は975万ドル(約14億4400万円)。優勝した山下は146万2500ドル(約2億1660万円)を獲得した。