裏街道から石川遼が『64』で首位と6打差の11位に急浮上 「気持ちを入れ直して諦めずにやりたい」

<リシャール・ミル チャリティトーナメント 3日目◇2日◇能登カントリークラブ(石川県)◇7142ヤード・パー72>

インスタートのいわゆる裏街道から大まくり。予選カットラインぎりぎりで2試合ぶりに決勝ラウンドに進出した石川遼は、9バーディ・1ボギーの「64」で回り、トータル13アンダー。48位タイから一気に11位タイに浮上し、首位との差も10打から6打に縮めた。
インスタートにもかかわらず大勢のギャラリーを引き連れた石川は、10番から3連続。14番15番で連続バーディと序盤から沸かせる。18番パー5は2オンに成功してイーグル逃しのバーディと前半6つ伸ばして折り返す。後半7番でボギーとしたが3つのバーディを奪って、この日だけで8つスコアを伸ばした。

第2ラウンドで「72」とスコアを伸ばせず薄氷の予選通過。この日のラウンド後は「(順位は)上にいきましたね。どっちいくか分からなかったけど」と笑いながら振り返る。4つあるパー5はすべてバーディ奪取。きのうに引き続いてティショットは安定感を見せ、きのうのラウンドで不発だったアプローチはしっかりと修正して寄せることができた。

「細かいところだけど大事」と話したのは18番と1番のパー5。ともに2オンに成功し10メートルほどのイーグルトライを「どっちも1メートル弱に寄せて2パットでいけた。2回とも1.5メートルを残した場合、2回連続で入れる確率は100パーセントではない」と、きのうよりもパットのフィーリングもよく「やりたいことができた」と取りこぼしも少なく満足する点も多い。

伸ばし合いのコースで首位と6打差。「しっかりいい内容でプレーすれば6(アンダー)という数字は目指せる。(グリーン上の)ライン読みやタッチが合ってくればまだとれると思う。明日気持ちを入れ直して諦めずにやりたい」。今季は7戦して「中日クラウンズ」の14位タイが最高成績。きょうのようなスコアをだせれば今季初のトップ10入りだけでなく優勝戦線も意識する。(文・小高拓)

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