世界アマ1位が堂々のプロ転向 デビュー戦はネリー&チャーリーとの注目組「とてもクール」

<ISPS HANDA スコットランド女子オープン 事前情報◇22日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6538ヤード・パー72>

世界アマチュアランキング1位だったロティ・ウォード(イングランド)が、15日にプロ転向を発表した。2週前の海外メジャー「アムンディ・エビアン選手権」で優勝争いの末3位に入ったことで、「LPGAエリートアマチュアパスウェイ(LEAP)」を通じて、米ツアーメンバー入りを果たした。
米国女子ツアーでは今季から、LEAPを実施。これは有望アマチュアのツアー入りを促すもので、トップアマチュア競技やメジャー大会などの成績に応じてポイントが付与され、20ポイント(pt)に到達すればツアーメンバーの資格を得ることができる仕組み。ウォードは20pt到達者第1号となり、エビアン終了直後には「1週間、コーチや家族と話し合って(プロ転向を)決めたい」と話していた。

そして間もなく、プロ転向を表明。カテゴリー13に入り、今季残りの試合および来季も同カテゴリーで参戦可能になった。出場優先順位は現在141番目。ポイントを獲得してリシャッフルを突破すれば、より上位のカテゴリーに行くことももちろん可能。今週は欧州女子ツアー「KPMG女子アイルランドオープン」優勝者として出場権を得て、これがプロデビュー戦になった。来週の「AIG女子オープン」(全英)も前年大会トップ10の資格で出場する。

「(エビアンは)日曜日は優勝争いに加わって、最後はあと一歩で、本当に楽しい一日だった。コーチやチームと話したら、(プロ転向を)すぐに決心したよ。プロデビューすることをずっと考えていたから、とても興奮している」

これまでと環境や心境の違いは「特にない」というが、コースを歩けばツアーの先輩たちから声もかけられる。「みんな本当にフレンドリー」と、徐々に実感も湧いてくる。

とりわけ、今週の注目は人一倍。デビュー戦はイングランド出身の“大先輩”チャーリー・ハル、世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)との組み合わせになった。「楽しい2日間になる。尊敬する2人の選手。とてもクール」と興奮を隠せず。21歳は満を持して、華々しいプロデビュー戦を迎えようとしている。(文・笠井あかり)

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