
パドヴァ(イタリア2部)は11日、元アルゼンチン代表FWパプ・ゴメスの加入をクラブ公式サイトで発表した。
現在37歳のパプ・ゴメスは、2014年夏に加入したアタランタで主力として活躍。2021年1月にセビージャへと移籍するまで、公式戦通算252試合の出場で59ゴール72アシストを記録し、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場などの立役者となった。
2022年12月には、アルゼンチン代表の一員としてFIFAワールドカップカタール2022優勝も経験した。しかし、同選手は後に、カタールW杯の数日前に行われたドーピング検査で不合格だったことが判明。W杯には出場できたが、モンツァ在籍時の2023年10月20日に国際サッカー連盟(FIFA)から2年間のスポーツ活動の資格剥奪処分が言い渡された。
控訴が棄却されて2025年10月19日までの出場停止が確定しているなか、パプ・ゴメスの新天地はセリエB昇格組のパドヴァに決まり、2027年6月30日までの契約を結んだ。ただ、反ドーピング委員会の裁定により2025年8月19日まではチーム練習に参加できないため、個人で練習を行うことになる。