
コロンビア代表FWルイス・ディアスの獲得を目指すバイエルンが、リヴァプールにオファーを提示したようだ。11日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
現在28歳のL・ディアスは、2019年夏にコロンビアのアトレティコ・ジュニオールからポルトへと加入。欧州初挑戦ながら在籍した2年半で公式戦124試合出場39ゴール13アシストをマークし、2022年1月に5年契約でリヴァプールへと加わった。シーズン途中での移籍でありながら出場機会を掴むと、以降も主力として攻撃陣を牽引。クラブが新たにアルネ・スロット監督を迎え入れた今季も、公式戦50試合出場17ゴール5アシストを記録した。
リヴァプールとの現行契約が2027年6月までとなっているL・ディアス。しかし、現時点で契約延長に向けた交渉は進展しておらず、今夏の移籍市場ではバイエルンやバルセロナなどからの関心が噂されている。
そんななか『ビルト』によると、バイエルンがリヴァプールに5200万ユーロ(約89億円)の獲得オファーを提示した模様。リヴァプール側が要求しているとされる8000万ユーロ(約137億円)とは大きな隔たりがあるものの、同紙は「最初のオファー」であることを強調しているため、今後さらなる提示を行う可能性を示唆した。
また、L・ディアスとリヴァプールの間には“紳士協定”が存在しており、8000万ユーロ(約137億円)を超えるオファーがあった場合は、移籍が認められることになるという。なお、L・ディアス自身もバイエルン移籍を望んでいるとも報じつつ、チャンピオンズリーグやFIFAクラブワールドカップ2025で得た賞金を獲得資金に用いる見込みと指摘している。