
ミランが3日(現地時間)、トリノからイタリア代表MFサムエレ・リッチを完全移籍で獲得したことをクラブ公式サイト上で発表した。
ミランのクラブ公式サイトによると、ミランとリッチは2029年6月30日までの契約を締結。契約には2030年6月30日までの延長オプションが付帯されている。背番号は「4」に決定。かつて元オランダ代表FWルート・フリット氏や元イタリア代表MFデメトリオ・アルベルティーニ氏といったレジェンドたちが背負った番号を継承した。
リッチは4日(現地時間)に自身のインスタグラムでミランサポーターに向けたメッセージ動画を投稿。「新しい冒険にとても興奮しているよ」と語っている。
2001年8月21日生まれのリッチは、現在23歳。エンポリのユースで育成を受け、2019年7月にトップチーム昇格を果たした。2022年7月には直前までローン移籍していたトリノに完全移籍。同クラブでは公式戦113試合に出場して4ゴール7アシストを記録している。
またリッチは、2022年6月には公式戦に向けたイタリア代表メンバーに初選出。同月4日に行われたUEFAネーションズリーグ2022-23のドイツ代表戦でベンチ入りし、85分からMFダヴィデ・フラッテージに代わってピッチに入り初出場を果たした。
リッチはボール奪取やビルドアップの能力に長けた守備的MFで、自身のロールモデルには2024年のバロンドーラーであるスペイン代表MFロドリ(マンチェスター・シティ)の名前を挙げている。