
今季最後のシグネチャーイベントとして開催された先週の米国男子ツアー「トラベラーズ選手権」は、劇的な幕切れとなった。キーガン・ブラッドリー(米国)が逆転勝利すると、17番までトップを走っていたトミー・フリートウッド(イングランド)は、自身今季最高位の2位に終わった。
ラッセル・ヘンリー(米国)と並んでの2位タイだが、そこは高額賞金がかけられた格上げ大会。手にした賞金は176万ドル、日本円に換算すると約2億6000万円というビッグマネーだ。これによりフリートウッドのPGAツアーでの生涯獲得賞金は、歴代46位の3103万1518ドルで、なんと46億円を超えた。
ツアー未勝利で3000万ドルを超えるケースは初めてではないが、現在のトップ90で未勝利はフリートウッドだけ、次の未勝利は95位のアン・ビョンフン(韓国)で2109万ドル(約31億2000万円)となっている。
ちなみに生涯獲得賞金1位はタイガー・ウッズ(米国)の1億2099万9166ドル(約179億円)で、2位はローリー・マキロイ(北アイルランド)の1億590万5758ドル(約156億円)だ。現在世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)は8766万3070ドル(約129億円)で、松山英樹は6073万2302ドル(約89億8394万円)の12位につけている。(文・武川玲子=米国在住)