パーオン率2位に海外メジャー制覇も! アイアンが国内女子ツアー“3週連続優勝中”のメーカーをご存知?

<ニチレイレディス 事前情報◇19日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県)◇6594ヤード・パー72>

今週、国内女子ツアーで“4週連続優勝”を目指すメーカーがあるのをご存知だろうか? それがミズノだ。
その始点は3週前。6月1日が最終日だった「リゾートトラスト レディス」で、同社とクラブ契約を結ぶ稲垣那奈子が初優勝を挙げたのは記憶に新しい。中学時代から同社のクラブを使用する“ミズノ娘”は、優勝会見で「自信が無くてもしっかり真っ直ぐいってくれるドライバー。アイアンも振りやすい。もともとアプローチが得意ではないのですが、ウェッジにも助けられました」など、その“愛”を語っていた。

すると、その翌週はステップ・アップ・ツアー「プレナスレディースカップ」(5~7日)で、昨年から同社のアイアン『ミズノプロ243』を使用する浜崎未来がプロ初優勝。さらに先週のレギュラーツアー「宮里藍 サントリーレディスオープン」では、稲垣と同じアイアンの『ミズノプロ245』を使用する高橋彩華が3年ぶりの勝利をつかみとった。現在、ミズノアイアンが3週連続で優勝を挙げている、というわけだ。

昨年の開幕から245を使用する稲垣は、愛用の理由について「ミズノさんのクラブはとにかく顔がよくて、構えた時に安心感があります。アイアンは直進性があって、しっかり思ったところに打てる。出球が安定しますね」と話す。中空で、いわゆる飛び系アイアンを選んだ理由については、「打感」が決め手。「ウッド、UT…と、すべてのフェースの向き方に流れがある。UTだけが閉じている…とかがないし、そういう点が好きです」と語るクラブとともに、2勝目、3勝目を目指していく。

高橋は、「扱いやすくて、ミスヒットしても飛距離が落ちない。中空だけど、打感がよくて、見た目も中空っぽくなくかっこいい」というところがお気に入りのポイント。昨年10月の「日本女子オープン」から使用し、今季のパーオン率はニチレイ開幕前までで「75.1938%」の2位につけている。

今季は他にも4月の「ヤマハレディースオープン葛城」を制した穴井詩も、20年発売のアイアン『JPX 921 ツアー』を長年愛用するミズノユーザーだ。そして同じ月に海外メジャー「シェブロン選手権」を制した西郷真央のアイアンも、同社の『JPX 923 FORGED』と旋風を巻き起こしている。

ミズノは同社のクラブを使用している選手が優勝した際、そのヘッドがついたトロフィーをプレゼントするという活動も長年続けている。今週の大会終了後も“新たな発注”が来て、製作が忙しくなる…なんていう、うれしい悲鳴があがることを待ちわびているかもしれない。(文・間宮輝憲

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