「切羽詰まっている」西村優菜に光明? 1Wスイッチでドロー復活へ兆し

<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 事前情報◇17日◇フィールズランチ・イースト(テキサス州)◇6604ヤード・パー72>

今季13試合に出場し、予選カットのある大会で決勝ラウンドに進んだのはわずか1試合。苦しい時間が続く西村優菜は、現状についてこう語る。
「結果のことを考えると、切羽詰まっているというか。先が見えちゃうところもある」。なかでもドライバーショットの不調に悩み、試行錯誤を重ねている。ただ、先週からは少しずつ手応えも感じ始めていると、笑顔も見せた。

その理由は、ドライバーのヘッドを替えたこと。これまでは契約するキャロウェイの最新モデル『エリート』シリーズから『◆◆◆(トリプルダイヤ)』を使用していたが、これをベーシックモデルにスイッチした。

ドローヒッターの西村にとって、気になっていたのは右へのミス。「今までは右に出た球がストレートで落ちちゃっていたけれど、これはしっかりと戻ってきてくれる。気持ちよく右に打ち出せる感じがあるので、それが他の(クラブでの)ショットにもつながってくれるといいな」。ややコンパクトなヘッドのトリプルダイヤと比べれば飛距離は若干落ちるが、まずは正確性を重視して変更に踏み切った。

月曜日の練習ラウンドでは、「風を想定してそこまで仕上げていないのか、グリーンもそんなに速くないし、硬くもない。メジャー…?」と、少し拍子抜けした様子だったが、プロアマで18ホールを回った火曜日は強風が吹き、難度は格段に上がった。南風だったこの日は多くのホールで横風になったが、「そこが難しい」と話す通り、グリーンオンが求められるメジャーセッティングにおいては、より緻密な計算や高度な技が必要になる。

「この2日間はショットがいい感じで打てている。そこを固めつつ、いい準備がしたい」。メジャー今季第3戦を笑顔で終えられるように。開幕に向けて入念な調整を進めていく。(文・笠井あかり)

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