161cm・58㎏で最長305Y飛ばすドラコン女子、松浦美侑の武器は『地クラブ+地シャフト』だった!

161cm・58㎏の体格ながら、最長305ヤードの記録を持つ松浦美侑。彼女の使用ドライバーを見ると、地クラブのヘッドに地シャフトを組み合わせたセッティングとなっている。その独特なドライバースペックを紹介する。
松浦が使用しているドライバーは、モダートの『MD1』で、ロフトは10.5度のヘッドを採用している。ウェッジに定評のある地クラブとして知られる『モダート』だが、『MD1』は反発性能を高める「ZAT-158カップフェース」と「Ti8-1-1精密鋳造」のボディを組み合わせ、高弾道・低スピンによる最大飛距離を追求している。松浦はこのヘッドのどこを気に入っているのだろうか。

「同じヘッドスピードでも飛距離が10ヤードほど伸びます。ボール初速が速いのが特徴ですね。それとなぜかミート率がアップするんです。以前はヘッドスピード44m/sでミート率1.45くらいでしたが、1.49まで向上したんです」

試打データによると、松浦のヘッドスピードは44.4m/s、ボール初速65.9m/s、スピン量1780回転、飛距離279.2ヤード、ミート率1.48を記録している。効率的なインパクトが際立つ数値だ。

シャフトには、同じく地シャフトであるシンカグラファイトの『ループスラッシュ5 タイプB R』を採用。独自のカウンターバランス設計により、スピード感と球のつかまりの良さを両立し、驚異的な初速を実現する飛距離特化型シャフトである。

「よく粘ってくれるシャフトで、振りやすいんです。インパクトで強く叩けます。フレックスSをもともと使っていたんですが、ドラコンをやり始めてからフレックスRに換えました。シャフトがしなる方が飛距離が出ます。長さは45.75インチで、通常の長さですね」

ドラコン選手はロフトが少なめのヘッドを選ぶ傾向があるが、松浦は10.5度というやや多めのロフトを選択している。

「もっと少ないロフトを使ったこともありましたが、私はもともとスピン量が少ないので10.5度を選びました。ヘッドがアッパー軌道に入って、スピン量が少なくなる傾向があるので、このロフトの方が高弾道・低スピンで飛びますね」

地クラブと地シャフトの組み合わせで飛距離を伸ばす松浦。彼女のドライバースペックは非常に興味深い内容だった。

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