289ydのパー3!? 世界1位シェフラーも1Wで“ワンオンチャレンジ”「バックティからグリーンを狙う」

<全米オープン 事前情報◇10日◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372ヤード・パー70>

ペンシルベニア州南西部ピッツバーグが今年の「全米オープン」の舞台。全米でもっともタフとされるコース、オークモントCCで世界一決定戦が行われる。同コースでの開催は2016年以来、大会最多10度目となる。
全長は前回の7219ヤードから7373ヤード(ともにパー70)に伸びたが、その中で最も難しいホールのひとつが8番パー3。07年には大会史上最長の300ヤードに設定され、16年は299ヤード、そして今年は289ヤードとなった。

前回との大きな違いは、グリーン手前のフェアウェイを横切るようにバンカーが設けられたこと。グリーン右サイドにあったバンカーは埋められ、刈り込まれている。左サイドには相変わらずのブッシュが構えている。

パーオン率は07年が27%、16年が36.3%とともにワーストだった。だが、16年の平均スコアは「3.3」で難易度8番目。パーオンさせるのが最も難しいにもかかわらず、最も難しいホールではない、という“異常性”にも注目が集まっている。

ティイングエリアでは多くの選手がドライバーを手にすることになりそうだ。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)もそのひとり。「バックティから3番ウッドでもドライバーでも、グリーンを狙おうと思う。風向きにもよるけれど、基本的にはボールをグリーンに乗せて2パットするつもり」と“ワンオンチャレンジ”を目指す。

予選会を突破しメジャー初出場となる杉浦悠太は、「アゲンストでドライバーを打ちました。エッジにギリギリ乗った感じ」。飛ばし屋・河本力は3番ウッドでグリーンオンしたと話した。

香妻陣一朗もドライバーか3番ウッドが選択肢になりそうだ。「手前から下っているので、思いっきり長い感じではない。もちろん長いですけど、思ったよりは…」と、その印象を語った。

全米ゴルフ協会(USGA)の関係者によると、大会期間中に300ヤード超えの設定も予定されている。全米チャンプの称号を得るには、このモンスターホールを“飼い慣らす”ことが必要だ。

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