
レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英に対し、バイエルンが関心を寄せているようだ。5日、ドイツ紙『シュポルト・ビルト』が伝えている。
ブライトンに所属する三笘薫に続き、日本代表戦士がまたもや名門バイエルンの獲得候補として浮上した。ブンデスリーガで歴代最多34度の優勝を誇る同クラブでは、ドイツ代表FWレロイ・サネとの契約が今夏で満了となり、フランス代表FWキングスレイ・コマンやスペイン代表FWブライアン・サラゴサの退団も濃厚。こうした背景からアタッカーの補強が噂されており、三笘など複数選手への関心が明らかになっている。
今回の報道によると、スポーツ部門の責任者であるマックス・エバール氏やクリストフ・フロントSD(スポーツディレクター)、チーフスカウトのニルス・シュマトケ氏らの間でアタッカーの補強に関する協議が続いており、その中で久保の名前も挙がっているとのこと。現時点でレアル・ソシエダとの交渉は行われていない模様だが、バイエルンが動向を注視していることは間違いないようだ。
また、三笘の名前はスカウトリストの上位にあり、ブライトンとの交渉やオファー提示には至っていないものの、そのプロフィールはクラブ内部で高く評価されているという。バイエルンは2人の日本代表戦士の他にも、ミラン所属のポルトガル代表FWラファエル・レオンやアスレティック・ビルバオ所属のスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ、リヴァプール所属のオランダ代表FWコーディ・ガクポらをリストアップしたと報じられている。
現在24歳の久保はバルセロナの下部組織やFC東京、横浜F・マリノスでプレーした後、2019年夏にレアル・マドリードへ加入した。しかし、トップチームでの出場機会は得られず、複数回のレンタルを経て、2022年夏にレアル・ソシエダへ完全移籍。初年度から右ウイング(WG)を主戦場に活躍しており、ここまで公式戦通算137試合で23ゴール18アシストをマークしている。
なお、バイエルンがアタッカーの補強に踏み切るか否かは、サネとの契約延長交渉の行方次第との見方が強い。果たして、ドイツの絶対王者は昨年夏の伊藤洋輝に続いて今夏も日本人選手の獲得に動くのだろうか。