岡本綾子のスイングこそ最高のお手本 アマチュアもマネすべき“脱力”スイングの秘密とは【プロコーチが解説】

アマチュアの飛距離アップには、“脱力して腕を振る”スイングこそ最適解といえる。脱力した方が、ヘッドが加速して楽に飛ばせるからだ。「そのお手本になるのが、米女子ツアーで賞金女王に輝いた岡本綾子さんです」と語るのはプロコーチ辻村明志。彼女のスイングを辻村が解説する。

『脱力がアクセル、力みはブレーキ』というのが、私が最も大事にしているスイングの肝です。ただ、言葉にするのは簡単ですが、脱力することは非常に難しい。「上手く当てたい」「遠くに飛ばしたい」と思うほど、力みが生じてヘッドが減速してしまうからです。だから、私は素振りの練習を一番大事にします。

そのヒントとなるのが岡本さんのスイングです。子供の頃父に「参考にしなさい」と言われ、岡本さんのレッスン番組を見ていましたが、ゆったりとしたリズムで力感なく振っている。塩谷育代さん曰く、「ダンスをしているような美しいスイング」。また、そのスイングは、「歩くように腕を振る」という表現もできます。

腕主導で振っているように見えますが、実は「歩くように両足を踏み込み」、足でリズムを取っている。だからこそ両腕の脱力が実現し、ヘッドを加速させられるのです。

ゆったり一定のリズムで振る動きは、私が指導している選手に伝えることもあります。岡本さんのスイングはまさにお手本といえます。是非アマチュアの皆さんには、岡本さんのスイングを参考にしてほしいですね。

■岡本綾子
おかもと・あやこ/ 1951年生まれ、広島県出身。飛距離を武器に国内ツアー44勝、米ツアー17勝を挙げたレジェンドゴルファー。87年には日本人初の米国女子ツアー賞金女王に輝いたほか、日本ツアーの永久シード権も持つ。ダイワボウホールディングス所属

■解説・辻村明志
つじむら・はるゆき/ 1975年生まれ、福岡県出身。女子プロやプロを目指すアマチュアを教えるプロコーチ。六車日那乃も指導。岡本綾子の動きも指導に取り入れている。元ビルコート所属

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