パット・イズ・マネーを体現 堺谷和将、首位発進の裏に申ジエの存在あり?「全部入るんですよ」

<すまいーだカップ 初日◇29日◇イーストウッドカントリークラブ(栃木県)◇6876ヤード・パー72>

今シーズン、PGAシニアツアーの最終予選会ランキング9位の資格で試合に出場している堺谷和将が、1イーグル・2バーディの「65」をマーク。この日のベストスコア賞として10万円を獲得し、7アンダーの単独首位で初日を終えた。
その好スコアの背景には、ある女子選手の存在がある。「ここ最近、パターに悩んでいた。テレビで申ジエさんのパッティングを見て、真似して近くに立ってみようかなと、そしたら全部入るんですよ」。笑いながら堺谷は明かす。

5月に行われた国内女子メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でツアー通算29勝目を飾った申ジエ(韓国)のパターのアドレスをテレビで見ていた。それを参考に従来よりもボールに近づいて構えたことでストロークが安定。練習ラウンドから「優勝あるね、なんて」と仲間内で話すほどの好感触だったという。

この日はパーオン16回。外した2ホールも「アプローチはきょうやっていない」とガードバンカーから“砂イチ”でしっかりパーセーブと、小技も含め光った。「ティショットは(今季)いままでで1番悪いぐらい悪い状態」と苦しんだ場面もあったが「パッティングもいいから、きょうは崩れる要素が無かった」と振り返った。「ゴルフはパターですね」と“パット・イズ・マネー”を体現する一日となった。

昨年の「日本プロシニア選手権」でも初日に首位発進したものの、その後はスコアを落として20位タイで終えた苦い記憶がある。「これが続かないのがゴルフ。長くゴルフやっているからわかるけど…。いままで何回かこういう(上位発進)のはあったけど、続かない。そこも知っているけど…。何とかパターがこのまま続いてくれれば上位でいけるんじゃないかな、という感じはあります」と過去の経験を踏まえながらも前向きな姿勢を見せる。

取材後は「ドライバーだけは少し練習しておこうかな」と課題にも向き合い、調整へ。日本プロシニア以来となる好スタートから、堺谷がどこまで突き進めるか注目だ。

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