セリエA制覇のコンテ監督、ナポリ退任が濃厚に…古巣ユヴェントス復帰の可能性も

　ナポリを率いるアントニオ・コンテ監督は、退任の可能性が高まっているようだ。27日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。

　昨シーズン10位と苦しんだナポリは、再建を託して昨夏にコンテ監督を招へい。今シーズンは序盤から好調を維持し、最終節までもつれたインテルとのスクデット争いを制し、2シーズンぶりのセリエA制覇を達成した。

　その功績が称えられる一方で、同指揮官の去就は不透明となっており、現在は2011年から2014年まで指揮したユヴェントスに復帰する可能性が取り沙汰されている。『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、27日の午後にコンテ監督が、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長とジョバンニ・マンナSD（スポーツディレクター）との3者会談を行うことを伝えており、「心変わりが無ければナポリの監督を退任するだろう」との見解を示した。

　また、コンテ監督とデ・ラウレンティス会長に何かしらの衝突があったわけではなく、「お互いに感謝をし合う関係で、この友情は維持される」としている。

　デ・ラウレンティス会長は26日に行われた、セリエA優勝パレードの際に、「コンテ監督の今後の成功を祈っている。彼は日々、努力を続けており、尊敬に値する人だ。ありがとうアントニオ」と語っており、同監督の退任を示唆するような言葉を残していた。