2季ぶりにセリエA制覇も…ナポリのコンテ監督は退任へ? 後任候補にアッレグリ氏ら浮上か

 ナポリを率いるアントニオ・コンテ監督に電撃退任の可能性が浮上しているようだ。25日、『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが伝えている。

 “覇権奪還”を目指し、昨年夏にコンテ監督を招へいしたナポリ。序盤から順調に勝ち点を積み上げると、ジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリア(現:パリ・サンジェルマン)のシーズン途中での移籍や、2月はじめからの5戦未勝利という困難も乗り越え、最終的には24勝10分4敗の勝ち点「82」でリーグ戦をフィニッシュ。連覇を目指したインテルとのデッドヒートを制し、2シーズンぶりにスクデットを獲得した。

 ユヴェントス、インテルに次いで自身3クラブ目のセリエA制覇を成し遂げたコンテ監督だが、現時点でその進退は不透明な模様。現行契約は2027年6月末までとなっているが、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は「監督たちにはそれぞれの個性があり、それは尊重されるべきだ。私の考えでは、たとえ“鉄”の契約があったとしても、決して強制してはならない」と意味深な発言をしている。

 この度の報道によると、コンテ監督とデ・ラウレンティス会長をはじめとしたクラブ幹部は近日中に会談の席を設け、進退に関する決定を下す見込みとのこと。両者は良好な関係性を築いているものの、経済面や市場面などの複数の事情から「別れに近づいている」と『スカイスポーツ』は指摘している。また、ナポリは指揮官退任に備えており、かつてミランやユヴェントスを率いたマッシミリアーノ・アッレグリ氏が後任の有力候補に浮上しているようだ。

 ナポリは33年ぶりにスクデットを獲得した2022-23シーズン終了後、ルチアーノ・スパレッティ監督(現:イタリア代表)が契約満了に伴い退任。契約状況は違えど、再びセリエA優勝に導いた指揮官がチームを去ることになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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