海上自衛隊向け「最新の海洋観測艦」まもなく進水へ 日本周辺の海をさらに詳しく知るために

16年ぶりの新造です。

40年使った自衛艦の後継として

 海上自衛隊は2025年5月22日、新たな海洋観測艦の命名・進水式を、三菱重工下関造船所(山口県下関市)において5月29日に行うと発表しました。

 当該艦は、老朽化した既存の海洋観測艦「わかさ」の代替として調達されるもので、建造費約280億円で「3500トン型海洋観測艦第5107号艦」として2023年5月に起工しています。

 なお、従来の海洋観測艦で最も新しいのは2009年6月に進水し、翌2010年3月に就役している「しょうなん」です。そのため、このたびの「3500トン型海洋観測艦」は16年ぶりの進水となります。

 海上自衛隊では、「海上自衛隊の使用する船舶の区分等及び名称等を付与する標準を定める訓令」で海洋観測艦については名所旧跡の名から採るとしています。従来の海洋観測艦は海に面した景勝地や名勝地が由来の艦名であることから、今回もそうであろうと推察されます。

 命名式の執行者は佐世保地方総監の福田達也海将が務めるとのこと。就役は2026年3月を予定しています。

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