31歳で手にした初タイトル…ついに“王者”となったケインは感謝を口に「僕の旅は僕だけのものではない」

 バイエルンに所属するイングランド代表FWハリー・ケインが初タイトル獲得の喜びを語った。18日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。

 トッテナムやイングランド代表で得点を量産し、数々の個人賞を獲得しながらも、チームタイトルとは無縁のキャリアを歩んできたケイン。一昨年夏にはブンデスリーガ11連覇中の“絶対王者”バイエルンへ活躍の場を移したものの、シャビ・アロンソ監督率いるレヴァークーゼンが大躍進を遂げ、移籍初年度も無冠に終わった。

 今シーズンもDFBポカールとチャンピオンズリーグ(CL)では早々と姿を消したが、ブンデスリーガでは序盤戦から安定して首位をキープ。第32節終了時点で2位レヴァークーゼンとの勝ち点差が「8」となったことで、2試合を残して2シーズンぶりの優勝が確定した。なお、ケイン自身は出場した31試合で26ゴールをマークし、2シーズン連続でブンデスリーガ得点王に輝いている。

 31歳にして悲願の初タイトルを獲得したケインは「正直に言って、素晴らしい経験だった。優勝を祝う瞬間を遠くから見てきたが、実際に体験しないと言葉で表現するのは難しい」と前置きしつつ、次のように言葉を続けている。

「もちろん、これまでのキャリアで何度か(個人)タイトルを獲得してきたが、心から祝うことはできなかった。シーズンが思い通りに終わらなかった時の落胆があったからね。チームタイトルも獲得し、完璧な形でシーズンを締め括ることができた。まるでスイッチが切れたかのように、溢れる感情と喜びが突然込み上げてきた。最高の気分だったよ」

 ついに“無冠の帝王”を脱却したケインは「僕の旅は僕だけのものではない。家族、そして支えてくれた多くの友人たちとともに歩んできた。彼らは良い時も悪い時も一緒にいてくれた。同じ感情を共有していたからこそ、ピッチでこの瞬間を分かち合えたことが嬉しかった」と周囲への感謝を口にする。今後はさらなるタイトル獲得となるか。“ドイツ王者”となったストライカーは「バイエルンでできる限り成功したいと思う」と意欲を示した。

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