「ロシア製新型ミサイル」調査結果をウクライナ情報局が発表 日本製部品も使用されていることが明らかに!?

依然としてロシアの西側部品依存率は高い?

ロシア製新型ミサイルは実はほかの国の部品で動いてる?

 ウクライナ国防情報局は2025年5月12日、ロシア軍の新型巡航ミサイルS8000「BanderoL」の詳細情報を公開しました。

 ロシア軍が使い始めたというこのミサイルは、無人偵察機「オリオン」の開発などで知られる、クロンシュタット製のものとのことです。

 同ミサイルは、最大150kgの弾頭を搭載し、500km/hの巡航速度で最大500kmの距離を飛行することができるそうです。また、既存のロシア製巡航ミサイルに比べると、より急旋回が可能で、Mi-28N攻撃ヘリコプターからの運用が可能なように改造作業が進められているという情報もあります。

 国防情報局によると、このミサイルを分解して解析した結果、中国のほか、アメリカ、スイス、韓国などの国のメーカーの部品のほか、日本の村田製作所製バッテリーの使用も確認されたとのことです。さらに、ミサイルの電子機器には中国、アメリカ、日本、韓国などのマイクロチップ約20種類も発見したと発表しています。

 中国をのぞけば、ロシアに対し、なんらかの経済制裁を実施している国々からこうした誘導兵器に使う部品が発見されたということで、国防情報局は制裁の不十分さを非難しなかったものの、「制裁措置にもかかわらず輸入技術に依存していることが伺える」と評しています。

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