青木瀬令奈は「お先真っ暗」の骨折から回復傾向 先週メジャーは刺激たっぷり

<Sky RKBレディスクラシック 初日◇16日◇福岡雷山ゴルフ倶楽部(福岡県)◇6489ヤード・パー72>

上がり3ホールの連続バーディもあり、青木瀬令奈は6バーディ・2ボギーの「68」をマークした。首位と4打差の4アンダー・6位タイで滑り出し。「後半の出だしでいいパーセーブができて、いい流れで一日を回れた」と振り返った。
単独首位発進だった第2戦「Vポイント×SMBCレディス」を含め、トップ10発進は3度あった。だが、2日目以降にスコアを落とし、上位で終えることはできていなかった。その理由を正直に告白をすれば、足に痛みがあったから。「ワンラウンドが精一杯だったんです」と話す。

今年2月に、種子骨を骨折していたことを告白。オフは治療が最優先事項で、体重は10キロ落とした。試合に出場しながら回復に努める日々。月曜日恒例のトレーニング後は病院に通って…という検査は続くが、徐々にこれまでのルーティンを取り戻し始めている。

「試合期間中にラウンドが終わってから練習に行くというのがムリだったけれど、“練習行こうか”“パターやろうかな”と考えられるようになってきました。試合前もプロアマが精一杯だったけれど、練習ラウンドもできるように。お先真っ暗でどうなることかと思っていたけれど、だいぶ良くなりました」

先週には心を動かされた出来事もあった。メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」での申ジエ(韓国)と藤田さいきのプレーオフを目に焼き付けた。体調不良の藤田は、惜敗すると青木の胸に飛び込んだ。青木は長時間のハグでねぎらった。

「めちゃくちゃ刺激を受けました。さいきさんとジエさん、両者のプレーと戦いぶりにすごく影響を受けました」。さらに上位には葭葉ルミに、イ・ミニョン、全美貞(ともに韓国)らベテランが並んだ。32歳になった青木も、同世代や先輩の活躍に続いていきたい。

「今年の課題は、足の様子もあって、最初は良くても落としていっちゃう傾向にあること。今週はそこを克服できたらいいなと思います」。2日目の好スコアでケガからの完全復活を宣言したい。(文・笠井あかり)

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