ANAの“いぶし銀”旅客機、「エンジン再検査」から徐々に復帰…安全で「超快適」な客室が増える!

安全が担保されているのなら、乗らない手はない!

24機が「改修を受け復帰」

 ANA(全日空)国内線の地方路線、近距離国際線などを中心に運用されている「エアバスA320neo・A321neo」は、搭載したプラット&ホイットニー製エンジン「PW1100G-JM」に不具合があるとして、2024年から一度搭載機全ての再検査を要することになりました。2025年現在、この動向はどのようになっているのでしょうか。

 A320neo・A321neoは、エアバス製旅客機「A320シリーズ」の最新派生型の一つで、シリーズ累計の納入機数は1万機以上。「世界で最も売れた旅客機」です。ANAではA320neoを近距離国際線向けに、A321neoを国内線向けに運用しています。ともに全席シートモニターや充電設備を備えるなど、快適性の高い客室を持つことが特徴です。

 ところがプラット&ホイットニー社は、2015年10月~2021年9月に製造された「PW1100G-JM」エンジン内部部品で、製造過程における材料の処理に問題が発生している可能性がある旨を発表。同じ製法の部品を使用しているエンジンにおいて、定められた使用期限内に点検、または部品の交換が必要であると連絡を受けたとのことです。ANA機は33機が対象で、コロナ禍からの高需要期にも、そのスペックを活かしきれない状況が続いています。

 同社によると現在、この点検が完了した機体数は24機としており、「点検、部品交換を実施したエンジンを取り付けることで、運航時における不具合の発生リスクはなくなり、安全性への影響はありません」とのこと。今後、より安全な仕様で、かつ「快適客室」を搭載した機体に乗れる機会が、一層増えそうです。

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