「感覚を大事にしたい」 西村優菜が涙のメジャー初戦で感じた兆し

<シェブロン選手権 最終日◇27日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6911ヤード・パー72>

うれしさも悔しさも感じることができたのは、4日間を戦い抜くことができたからこそ。西村優菜は今季初めて予選を通過し、メジャー初戦をトータル4オーバー・44位タイで終えた。
第2ラウンドが3日目に持ち越され、カットラインと1打ビハインドの状況で、早朝から残り1ホールに臨んだ。難易度1位で、苦手意識もある9番ホール。そこでスーパーショットを披露し、カットのあるストローク戦としては今季初めて予選を通過。安どから、涙も流した。

第3ラウンドは2バーディ・2ボギーの「72」と粘り、最終日は平均ストローク『74.235』を上回る2バーディ・4ボギーの「74」で回った。「パッティングがうまく打てなかったのが悔しいポイント。でも、この調子の中ではよくやったと思う。小さい差で不運なほうに転がることが多かったけれど、内容的にはまずまず」。ここまで自身のプレーに不満ばかりを募らせていたが、やっと及第点を与えられた。

「緊張感の中でやったひとホールは、すごく自信になった。タフな(苦手な)ホールも今週は多かったけれど、その中でもなんとか耐えて回れた。そこはプラスに捉えてもいいのかな」

『プロセスに集中してやらないといけないと分かっていて、それが正解だけれど、いま自信を取り戻すためには結果が欲しい』。前週の「JMイーグルLA選手権」では、胸中をこのように明かしていたが、テキサスで確かな自信を得た。

「今週、4日間やれて良かった。(決勝の)2日間はスコアにはなかなかならなかったけれど、ショットが徐々に良くなってきている感覚はある。それを大事にしたい」。笑顔とともに、「初めてなので楽しみ」とユタに向かった。(文・笠井あかり)

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