西郷真央のメジャー優勝支えたチームが“祝福シャワー” マネジャーも一緒に池ダイブ「こんなに早くかなうとは…」

<シェブロン選手権 最終日◇27日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6911ヤード・パー72>

メジャー優勝を決めた時、西郷真央は自らの米国転戦を支えるチームメンバーたちから“ウォーターシャワー”で、手荒な、しかし最高の祝福を受けた。
今季から帯同するマネジャーの新井里茄(あらい・りか)さんは、優勝直後に行われた現地メディアのインタビューなどでも通訳し、西郷の言葉を世界中に届ける大役も担った。学生時代は米国でゴルフをし、今は西郷を支える縁の下の力持ちだ。

「ツアーを転戦できるのはすごくうれしいし、優勝インタビューを通訳するとか、優勝に携わることを目標にしていました。まさかメジャーに勝って、こんなに早くかなうとは思っていなかった」。万感の思いを語る。

食事も毎日管理。取材で西郷は、『お祝いはマネジャーさんに、なにかおいしいものを作ってもらう』と言って笑っていたが、これを伝え聞くと「いつもより好きなものを一品追加してあげようと思います」と表情が緩んだ。「ハンバーグが好評なので、チーズを入れたり、目玉焼きを乗っけたりすると喜んでいます」。今夜はちょっぴり豪華な晩餐になりそうだ。

コース内でともに戦ったのは、キャディのジェフリー・スノー氏。20年以上のベテランで、2023年の「エビアン選手権」で勝ったセリーヌ・ビュティエ(フランス)とのタッグに続いてメジャー2勝目を手にした。ツアー通算でも6勝を誇る同氏は、昨年の「ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン」から西郷のバッグを担いでいる。

そんな経験豊富なスノー氏さえも、「(5人の)プレーオフ1ホール目で勝てるとは思わなかったよ」と、今回の優勝劇で目を丸くした。戦況を見守り、西郷が10、11番で連続ボギーを叩いた時には「13番で取り戻そう」と声をかけ、落ち着かせた。決して前に出過ぎることのない相棒は、「きょうの勝利は彼女が勝ち得たもの。18番のバーディパットは素晴らしかった」と23歳を称えた。

大会のクライマックス。ギャラリーが見守る中で行われた優勝者恒例の池ダイブは、西郷、WOWOWのラウンドレポーターを務める片平光紀さん、そして新井さんの3人で手をつなぎ一緒に飛び込んだ。思わぬ形で大舞台の“主役のひとり”になったマネジャーだが、これからも「このまま彼女が求めているサポートができれば」と新たなメジャーチャンピオンを支えていくつもりだ。

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