メジャー今季初戦は“メジャーっぽくない”? 勝みなみ「硬くて速いイメージだけど…」

<シェブロン選手権 事前情報◇23日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6911ヤード・パー72>

昨年大会で、勝みなみは日本勢最上位の9位に入った。ツアーメンバーとしては初めてメジャーでのトップ10入りとなったが、1年前のことは「もう忘れている感じはします」と、あっさりと振り返る。
先週の「JMイーグルLA選手権」を57位で終え、月曜日に移動。朝の便で出発したものの、2時間の時差もあってヒューストンに着いたのは午後3時だった。それでもその足でコースに入って、インの9ホールをラウンド。悪天候が予想されていた翌日に備えた判断だったが、水曜日は実際に3時間の中断を余儀なくされたことを思えば、正解だった。

昨年より100ヤードほど距離が伸び、総距離は6911ヤード。メジャーの中でも“ヘビー級”の設定だが、勝は「すごく長くは感じていない」という。その一方で、ガラリとイメージが変わったのがグリーンだ。

一般的に、メジャーといえば高速グリーンという印象が強いが、開幕前のコンディションはその真逆。雨の影響で柔らかくなっており、「正直、いつものメジャーセッティングではない…。メジャーは硬くて速いイメージで入っているし、そうあってほしいという願望もあるけど、その時に応じてゴルフをやらなきゃいけない」と話す。「止まってくれるからスコアが伸びそう」とも分析した。

同地での優勝スコアは昨年がトータル13アンダー、2年前はトータル10アンダーだったが、今年はそれらを上回ると予想する。「難しいホールはあるけれど、みんなアプローチとパターで粘ってくると思う。奥からの難しいアプローチも止まりやすい。先週もあまり(スコアが)伸びないかなと思ったけれど、優勝スコアは20(アンダー)を超えた。レベルも年々上がっているし、今回もそれに応じて上がるかな」。

今季4試合で予選落ちはゼロ。ショットが主に好調で、悩みがちなグリーン上では手ごたえをつかめるシーンが多くなってきた。「トータル的には全然悪くない。あとは流れをつかめるかどうか。“もう少し”っていう感じまで持ってこれていて、自分としてもゴルフがしやすい」。ラストピースをはめて、今年も上位争いに乗り込みたい。(文・笠井あかり)

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