マスターズで“GS達成”のマキロイが次週に復帰　米唯一のチーム戦で親友・ローリーと大会連覇狙う

今季メジャー初戦の「マスターズ」で“キャリア・グランドスラム”を達成したローリー・マキロイ（北アイルランド）が戻ってくる。
悲願のグリーンジャケットを手にしたマキロイは、今週のシグネチャー・イベント「RBCヘリテージ」を欠場。両親の暮らす北アイルランドで勝利を祝っていると思われる。

そして、次週のチーム戦となる「チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ」（4月24～27日）に親友のシェーン・ローリー（アイルランド）とともにタイトル・ディフェンドに臨む。昨年はマキロイとローリーがペアを組み、マーティン・トレーナー（フランス）とチャド・レイミー（米国）組をプレーオフで制し勝利。今年も連覇を目指すとしていたが…。

ペアを組むローリーは「正直に言うと、マキロイが僕のために出場しなければいけないとは思って欲しくない」とマキロイを気遣った。「少し休みたいと思っても、そんなことで僕はがっかりしないと伝えた。でもマキロイは『僕が（ニューオリンズに）戻りたいんだ』と、水曜日に話した。マキロイは次週が復帰するのに良い時期だと思っている。だから僕たちは準備は整っている」と話した。

さらに親友の偉業を大いに称えた。「グランドスラムを達成したんだ。僕が生きている間にはもう2度と見られないかもしれないのだから。こんなにうれしいことはない」と大喜びした。

同大会はPGAツアーで唯一のチーム戦で、TPCルイジアナ（ルイジアナ州）を舞台に初日と3日目はフォアサム（2人で1つのボールを交互に打つ方式）、2日目と最終日はフォアボール（それぞれプレーを行い、各ホールでスコアがいいほうを選択する方式）で4日間戦われる。