悲願のキャリアグランドスラム達成したR・マキロイ その裏にはわずかなスイングの変化があった!【プロコーチが解説】

「マスターズ」で初優勝を飾り、2000年のタイガー・ウッズ(米国)以来、史上6人目のキャリアグランドスラムを達成したローリー・マキロイ(北アイルランド)。プロコーチの南秀樹は、マキロイのスイングに変化があったと指摘する。一体どこが変わったのか?

以前に比べると変化しているのが、切り返しからの沈み込みですね。沈み込むようにして、クラブをシャローに入れていましたが、今は沈み込まなくてもシャローに入れることができています。
 
沈み込まなくなっても安定してスイングできるのはトップでの間がポイント。ドライバーでもアイアンでも、理想的な間があります。体が先行してヘッドが後から動くようにクラブを上げて、フェース面は若干シャット。理想的なトップの間があるからこそ、下半身からひねり戻し、右ヒジを絞り込んでオンプレーンに振り下せるのです。
 
マスターズの最終日のように、ドライバーで右にミスしているときは、ダウンで右ヒジが下がってクラブが寝て下りてしまうことがあります。ただ、アイアンでは右ヒジが下がる動きが皆無なので、精度の高いセカンドショットが打てているのだと思います。これからの活躍も期待したいですね。
■ローリー・マキロイ
1989年生まれ、北アイルランド出身。欧州ツアーでの活躍が注目を集め、2011年には「全米オープン」でメジャー初制覇。翌年に「全米プロ」、14年に「全英オープン」、「全米プロ」を制した。キャリアグランドスラムがかかってから11度目の挑戦となった今年、ついに「マスターズ」を制し悲願達成。史上6人目の快挙を成し遂げた。

■南 秀樹
みなみ・ひでき/プロゴルファーである父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主とする指導法が高い評価を得ている。幼少期から鈴木愛を指導するなど、ツアーで活躍する数多くのプロをサポートしている。(株)ボディスプラウト所属。

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