小祝さくらがインスタートから大まくり ツアー史上初の裏街道Vは逃すも「65」で2位フィニッシュ 

<アクサレディス 最終組◇30日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6538ヤード・パー72>

裏街道と呼ばれるインスタートの小祝さくらが7バーディ・ボギーなしの「65」をマークし、トータル8アンダーで2位に入った。5打差の29位から出て、ホールアウトした時点では1打差まで追い上げる猛チャージ。最終的には2打差のV逸となったが、「悔しい部分はあるけど、きょうはすごくいいプレーができた。ノーボギーで回れたのはうれしいです」と満足そうにほほ笑んだ。
「2日目まではショットもパットも大きいミスが多かったけど、きょうは急にショットがよくなりました。バーディチャンスにたくさんつけることができたし、パットも決めることもできた。よくなった理由ですか? なんだろう。わかりません」

前半を2バーディで折り返し、後半のアウトで圧巻の5バーディ。中でも満足度が高かったのがパー4の6番だった。52度のウェッジでピン手前1メートル弱につけた2打目を「あれはいいショットでした」と自画自賛。初日はパー3の13番でティショットを右OBするなどショットは乱れがちだったが、いつもの切れ味を取り戻したこの日のフェアウェイキープ率は85.7%(12/14)で、パーオン率は88.9%(16/18)。今回で8度目の出場でトップ10入りは2022年の5位の一度しかなかっただけに、「あまりいいイメージのない大会を2位で終えることができて、自信につながった」と収穫も大だった。

プロ9年目の今季は開幕戦の予選落ちから始まり、前週が10位、そして3戦目の今大会が2位。JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の担当者も「記憶にない」という裏街道からの歴史的な大逆転Vは成らなかったが、急ピッチで調子を取り戻してきた。

最終日のスコアが対象の「ベストスコア賞」100万円を獲得しての表彰式では、初優勝した工藤遥加の優勝インタビューに感動。「泣きそうになりました」という心優しき年間女王候補のツアー通算12勝目は近そうだ。(文・臼杵孝志)

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