JR仙石線“初の”新型車両、ついに姿を現す! 製造は順調 年内にも運行開始へ

JR東日本東北本部は2025年3月26日(水)、仙石線に導入する予定の新型車両E131系電車の写真を公開しました。

「仙石線」となってからは初の新車

 JR東日本東北本部は2025年3月26日(水)、あおば通~仙台~石巻間を結ぶ仙石線に導入する予定の新型車両E131系電車の写真を公開しました。現在、総合車両製作所新津事業所(新潟市)で、順調に製造作業が進められているとしています。

 E131系の前面デザインは、現行の205系電車の色彩を踏襲したドット柄に。内装デザインは沿線の海の景色をイメージし、座席の背もたれはラインカラーのスカイブルーとなります。ロングシートは、座席幅が拡大されます。

 車内には、車いすやベビーカーのためのフリースペースが各車両に設けられるほか、トイレ、非常通報装置、防犯カメラも設置されます。また一部のドア上には、運行情報や乗換案内を表示する17インチの大型ディスプレイも設置され、快適性や安全性の向上が図られます。

 安定的な運行を目指すべく、車両機器や線路設備の状態監視機能も搭載されます。モニタリングすることで故障の予兆を把握し、事前に対処できるようになります。

 7月から試運転、12月から営業運転が始まる予定です。2026年春には全ての車両がE131系に置き換わり、同時にワンマン運転が始まります。

 なお、新型車両が仙石線に導入されるのは初めてです。前身の宮城電鉄線が国有化され仙石線となった1944(昭和19)年5月以降、同線へは首都圏で使われた中古車両が転属のうえ運用されてきました。現行の205系も、かつては山手線や埼京線で使われていたものです。

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