カタールW杯では王者から金星…サウジ復帰のルナール監督「大事なのは自分たちを信じること」

 サウジアラビア代表は24日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選 第8節日本代表戦に向け、会場の埼玉スタジアム2002で公式会見に臨んだ。

 アジア最終予選C組は日本のワールドカップ出場が決定したが、2位オーストラリア代表と6位中国代表の勝ち点差は「4」と依然として混戦模様だ。サウジアラビアは20日に行われた第7節のホーム中国戦に勝利し、2勝3分け2敗で勝ち点を9に伸ばしている。自動出場圏内の2位オーストラリア代表との勝ち点差はわずかに「1」。21日に来日し、打倒・日本へ調整を進めている。

 サウジアラビアは10月下旬にロベルト・マンチーニ氏を解任し、かつてモロッコ代表やフランス女子代表を率いたエルヴェ・ルナール氏を再招聘している。ルナール監督は2019年から2023年までサウジアラビアを指揮し、カタール大会ではグループステージで王者アルゼンチン代表を撃破した。アジア最終予選、アラブ・ガルフカップ・サッカー連盟が主催するガルフカップを含め7試合を指揮し、3勝1分け3敗となっている。

 ルナール監督は「明日の試合は非常に重要です。日本はアジアの中でベストだと思っています。ですが、明日戦う準備はできています」とコメント。公式会見に登壇したGKナワフ・アル・アキディは「明日の試合は厳しい試合になると思います。日本で2日間良い時間を過ごすことができているので、勝ち点3を持ち帰りたい」と意気込んだ。日本は早々に突破を決め、次回大会での「ワールドカップ優勝」を目標に掲げ、リスタートの一戦を迎える。ルナール監督は「日本はとても良いチームです。ワールドカップ優勝という大きな野心を持つことは当たり前のことです。質の高い選手が揃っているので、それは将来可能になるでしょう。明日はとても強いチームと戦うことになります。予選は残り3試合しかりません。我々は2位を目指して戦うので、タフな試合になることは想定しています。大事なのは自分たちを信じること。予選を通過を信じることです」とコメントした。

 日本とサウジアラビアは前回大会もアジア最終予選で同グループとなり、サウジアラビアが日本を抑えて首位で本大会出場権を獲得した。3年前とは違った立ち位置となっていることについて、ルナール監督は「3年前とは違いますが、これがサッカーです。状況に合わせて強くなり、まずは予選2位でワールドカップに行けるようにしなければなりません。予選の過程が難しかろうが楽であろうが、とにかく予選を通過して本大会に出ることが大事です。そうすれば、それまでのことは忘れるでしょう」と話している。

 日本対サウジアラビアの一戦は、埼玉スタジアム2002にて3月25日(火)19時35分キックオフ。テレビ朝日系列が地上波独占生中継(TVerにて同時配信)、DAZNがライブ配信する。

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