史上最速でW杯出場権獲得なるか?…森保一監督も意欲「メリットしかないと思っている」

 日本サッカー協会(JFA)は13日、今月のFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)に臨む日本代表メンバー25名を発表した。

 2次予選を6戦全勝という圧倒的な強さで突破した日本代表は、オーストラリア代表やサウジアラビア代表らと同居した最終予選グループCでも安定した戦いを見せており、6試合を終えての戦績は5勝1分・勝ち点「16」。2位のオーストラリアに「9」ポイント差を付けて首位を快走中だ。勝ち点「3」を積み上げれば無条件でワールドカップ出場が決まるという状況の中、今月はバーレーン代表、サウジアラビアとのホーム2連戦に臨む。

 メンバーには遠藤航(リヴァプール/イングランド)や伊東純也(スタッド・ランス/フランス)、三笘薫(ブライトン/イングランド)、久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)らが名を連ね、負傷の癒えた伊藤洋輝(バイエルン/ドイツ)と上田綺世(フェイエノールト/オランダ)も復帰。一方で、“サプライズ選出”はなく、初招集の選手も不在となった。

 森保一監督はメンバー選考の基準について「これまでの最終予選のメンバー編成と大きく変わっているところはありません。これまでやってきた積み上げの部分をよりスムーズに共有して、もう一回再確認して戦うことができる、今回勝つためにベストなメンバー編成だと思っています」と明かしつつ、次のように言葉を続けた。

「Jリーグで存在感を発揮している選手、海外で力を発揮している選手がいる中で、このメンバーの中に入っていてもおかしくない選手は数多くいます。試すと言うよりも、まだ何も決まっていないので、まずは目の前の勝利のためにどれだけ我々の力を発揮できるかということと、ワールドカップの出場権を確実に掴み取るということを優先順位の一番として考えています」

 20日のバーレーン戦に勝利すれば、3試合を残して史上最速でのワールドカップ本大会出場が決まる日本代表。森保監督は「最速で決まればメリットしかないと思っています。選手を多く試し、戦力となっていく選手を増やすことができる。戦術の部分でもシステムや試合中の戦い方等々、色々なことを試しながら最終目標に向かっていけるというメリットはあるかと思います」と前置きしつつ、次のように言葉を続けた。

「最速でワールドカップの出場権を獲得したいと考えていますけど、そう簡単に行くものではないと考えています。バーレーンもすでに代表のキャンプをスタートしていますし、ほとんどの選手が自チームで日常からプレーしていて連携が取れている中で、我々への対策も徹底してくると思います。我々は招集から2回のトレーニングで戦わなければならない難しさはあります。戦う前から勝利という結果は決まっていないので、気を引き締めて、チームとしても選手の能力を最大限発揮できるように準備して戦いたいと思っています」

 なお、バーレーン戦と25日のサウジアラビア戦はいずれもテレビ朝日系列にて地上波生中継されるほか、「TVer(ティーバー)」、「DAZN(ダゾーン)」、「ABEMA de DAZN」での配信も予定されている。

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