初日に自己ワースト“82” 稲見萌寧が通算13オーバーで予選落ち「しっかり修正して次へ」

<ダイキンオーキッドレディス 2日目◇7日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6610ヤード・パー72>

米国女子ツアーを撤退し、今季から日本ツアーに復帰した稲見萌寧だったが、シーズン初戦では精彩を欠いた。初日は2018年のプロテスト合格後、ツアー152試合目で初の80台となる「82」を叩き、104位と大きく出遅れた。巻き返しを狙った第2ラウンドも、1バーディ・4ボギーの「75」でトータル13オーバー。ホールアウト時点の順位は104位と変わらず、予選通過は絶望的だ。
インから出た前半は1ボギーでこらえた。パー5の11番はティショット、2打目ともにフェアウェイをキープし、3打目はピン手前1.5メートルにつけたが、バーディパットはカップに嫌われた。後半は1番、3番、5番とボギーを重ね、バーディはピン横5メートルを沈めた7番の1つだけ。見せ場なく終わった2日間を「ドライバーは悪くなかったけど、アイアンショットがブレていた。初日は練習できていなかったアプローチが全然ダメだった」と振り返った。

開幕前には「一からやり直しなので、仕上がり具合は10%」と不安を口にしていたが、その言葉どおりの結果となった。それでも、「そこまで打った感じの内容ではないかな。スコアの割には楽しくやれました」と悲壮感はない。

初日の「82」はアマチュア時代に初めてツアーに出場し、同じく「82」だった2015年「ヤマハレディース葛城」第2ラウンド以来となる2度目の80台。「さすがに打ちすぎ」と顔をしかめたが、「きょうはアプローチでしのげたところもあったし、きのうのゴルフに比べたら良かった。最低でもこのくらいには抑えて、もっと良くしていきたい。練習します」と前を向いた。

来週のオープンウィークでは、昨年11月以来の実戦で得た課題を重点的に調整する。「やることは変わらない。修正する時間は試合がある週よりも多いと思うので、しっかりやっていきたい」と話した。(文・臼杵孝志)

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