米女子ツアーの“スロープレー”対策で新ルール 世界1位コルダは大歓迎「ようやく!」

LPGA(米国女子)ツアー今季2戦目「ファウンダーズカップ」の開幕を2日後に控えた4日夜、選手ミーティングが開かれた。暫定コミッショナーのリズ・ムーア氏により、ツアーで問題となっているスロープレーの“罰打”を強化について発表した。
現在、スロープレーによる罰金・罰打の基準は以下の通り。

・1打(パットを含む)に60秒を超えた場合
・各ホールの打数×30秒を超過した場合

10秒以内の超過なら罰金が科され、それ以上の場合は2罰打がスコアに加算される。新ルールでは、より厳格なペナルティが導入される。

・1~5秒の超過 → 罰金
・6~15秒の超過 → 1罰打
・16秒以上の超過 → 2罰打

スロープレーに対するスコア上のペナルティが強化される形となった。ミーティングの決定内容は選手らにメモで送られ、ツアー側は来週、正式に発表する予定。

世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)は「ようやく! 新ルールにとても興奮している」と大歓迎。コルダは以前から「スロープレーがゴルフの発展を妨げている」と発言しており、「以前は5時間以内だったラウンドが、最近は5時間半かかることが常となっている。より厳しいルールを導入することは、ゴルフのためになる」と賛同した。

新ルールの適用は3月27日に開幕する「フォード選手権」から。それまでは選手らに適応する時間を与えることになる。(文・武川玲子=米国在住)

externallink関連リンク

日本勢の順位は? 米女子スコア速報 「遅いのが悪かったけれど…」 稲見萌寧がスロープレーにより2罰打 ネリー・コルダはスロープレー問題の“非情な極論”に賛成「ファンのためにも良くない」 今週のトーナメント 放送・配信スケジュール シブコのスイングに変化! 軌道がイン・アウトからイン・トゥ・インに!【連続写真】
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)