不満の35パットも『71』 西郷真央は新人賞戴冠が目前「あと一日全力で」

<CMEグループ・ツアー選手権 3日目◇23日◇ティブロンGC(米フロリダ州)◇6700ヤード・パー72>

伸ばしたムービングデーになったが、西郷真央の顔は晴れなかった。4バーディ・3ボギーの「71」でトータル2アンダー・38位タイで終えたが、パーオン率88%(16/18)だったにもかかわらずパット数は「35」。グリーン上でフラストレーションを溜まらせ、消化不良の一日になった。

2番で2メートルのバーディパットを外し、同じく短いパットを外した3番、4番と連続ボギー。「カップで真横にボールが動いたくらい切れちゃった。パーパットをそれしか寄せられなかったのが問題だし、もったいなかった」。5番からの連続バーディですぐさま持ち直したが、そのグリーン上での違和感は最後まで拭えない。

フロリダ特有のバミューダ芝が、ラインの読みを翻ろうさせた。「見た目のラインよりもすごく切れたり、むしろ逆に切れたりもある。ジャストタッチのイメージでやっていたけれど、傾斜に切られているからか、ライン幅が合わなくてハマらなかった」。最終18番では下り傾斜のバーディパットがオーバーして3パットのボギー。この修正があすのビッグスコアへのカギになる。

ただ、スコアを見れば1アンダーと伸ばした。「このセッティングでこのスコアということを考えれば、そんなに悪いプレーじゃなかったと思う。あと一日、いい方向に動いてくれたら」と前向きに捉えられるポイントもある。

予選落ちした先週、そして「73」と出遅れた初日から、ショットの調子は右肩上がり。「ショットの手応えが出てきたのはいい方向につながっていると思う。それが数字として表せられるように、あと一日全力で頑張りたい」。『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』(新人賞)争いでは2番手のイム・ジンヒ(韓国)が伸ばしあぐね、西郷の戴冠も目前。納得いくプレーとともに、ウイニングランを飾りたい。(文・笠井あかり)

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