西郷真央が34年ぶり快挙へ視界良好! 米女子ツアーの“新人賞”争いをおさらい

先週の「ビュイックLPGA上海」で最終日最終組を経験したルーキーの西郷真央。最終日は「71」で2位タイと惜敗したが、堂々の優勝争いを演じた。今季はここまで23試合に出場し、7度目のトップ10入り。「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」(新人賞)争いでは1位に立っている。

これまで新人賞を獲得した日本勢は1990年の小林浩美ただ一人。西郷の34年ぶりの快挙に期待がかかっている。

新人賞は年間のポイント(pt)によって争われる。ポイントは、通常のトーナメント優勝で150pt、2位が80pt、3位が75ptと順位ごとに割り振られていき、41位以下は固定で5ptずつ配分。予選落ちは0ptとなる。メジャー大会はこの倍。昨シーズンは西村優菜が526ptで4位、勝みなみが387ptで5位と未勝利ながら上位で終えた。

西郷は優勝こそないが、6月のメジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」で7位フィニッシュ。7月「Danaオープン」を16位で終えて、初めて新人賞争いで1位浮上した。8月「AIG女子オープン」(全英)を7位で終えるなど、ポイントを加算していき、現在は829pt。2位のイム・ジンヒ(韓国)には122ptのリードをしている。

シーズン残り6試合で、新人賞獲得の可能性があるのは西郷を含めて8人。ジンヒ、ガブリエラ・ラッフルズ(オーストラリア)、イ・ソミ(韓国)、ナタリア・グセバ、オーストン・キム(米国)、ソン・ユジン(韓国)、ヒラ・ナビード(オーストラリア)と続く。ただ、6位以降は複数回勝利が必須になるため、厳しい状況にある。

そのほか日本勢では、稲見萌寧がシーズン途中に一時帰国し参戦を見合わせていたが、9月に米ツアーに復帰した。前半戦の貯金もあって稲見は154ptで9位。アジアシリーズに出場権がない吉田優利は、88ptで17位と苦戦が続いている。

今週のBMW女子選手権では西郷が、新人賞を争うラッフルズ、ジンヒと初日に同組となった。韓国でライバルたちが火花を散らすことになりそうだ。

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