増田伸洋は“女子のマネ”でパット開眼? 息子はレギュラーツアー出場、父はシニアメジャーで首位発進

<日本プロゴルフシニア選手権 TSUBURAYA FIELDS CUP 初日◇3日◇イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)◇7102ヤード・パー72>

5バーディ・1ボギーの「68」をマークした増田伸洋が4アンダーの首位タイ発進を決めた。ゴルフの調子は悪くないのかと思いきや、「シニアオープンもそうだし、なんか自分が納得いかないんです。あの辺かなと思って打っているのが、あの辺ではない方向に行くから、イライラを通り越して諦めムードで…」と、内容と結果が結びつかないという。
では好スタートの理由はどこにあるのか。「いいのが入ってくれた。最後の最後もいいバーディパットが入ってくれて」とパッティングが好調。「キャディが女子の選手はみんなクロスハンドだよって。俺もマネしようって」と開幕前日に握り方を変更しプロアマで実践。「意外と距離感が合って、行ってみようと思って」とこの作戦が“吉”と出た。

実は今週、息子の康輔が国内男子ツアーの「ACNチャンピオンシップ」に主催者推薦で出場している。「デビュー戦だし、めちゃくちゃ緊張してるんじゃないかな(笑)」と息子の話をするときは父親の顔。今朝も自身のスタート前に“思い切ってやってこいよ”と連絡をいれたという。

「いまからそこに足を踏み入れていかないといけないわけだから、いろいろ経験したものを今後に生かせるようにやってきてほしいなと思います。デビュー戦から予選通ってこいよとか、そんなふうには言わない。一生懸命やって、ダメだったらダメでいいわけだから」と自身も通ってきた道だからこそのエールだった。

兵庫で戦う息子のことは気になるが、今週は日本タイトルがかかった大事な大会。前戦の「日本オープン」では、トップに1打差で最終日を迎えるも、4オーバーとスコアを崩し、8位タイで終えている。残り3日間も好調なパッティングで上位争いを。息子にも強い父の姿を届けたい。

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