タイガーらPGAツアーとPIFがNYで会合 9.11の遺族からは非難の声も?

10日、統合合意を目指すPGAツアーと、LIVゴルフを資金面で支えるサウジアラビアの政府系ファンドPIFがニューヨークシティで会合を持つと米スポーツ専門局のESPNが第一報を伝えると、複数の米メディアも報じた。
航空機の飛行状況を追跡する『レーダートラック2』によると、9日にタイガー・ウッズ(米国)が所有するプライベートジェットがNY入り。サウジアラビアの国有石油会社のアラムコのジェット、続いてPGAツアーの関係者もNY地域へと到着したという。

PGAツアーはDPワールド(欧州)ツアーとともに、PIFとの「統合の骨組み」を2023年6月に電撃発表。同年12月までに合意としていたが延長され、8月にアトランタで開催された最終戦の「ツアー選手権」では、PGAツアーのジェイ・モナハン会長が「話し合いを続けてテーブルについている。それはとても複雑なことで、時間が必要。タイムラインなどを示すことはできない」と先が見えないと語っていた。

あす9月11日は、2001年に起きた“米国同時多発テロ”から23年を迎える。マンハッタンでツインタワーが崩壊した跡地“グラウンド・ゼロ”では、例年通り追悼式が行われる。

数週間前、米テレビ局のCBSが証拠のビデオとともに「サウジアラビア政府がテロに関与していた」という報道を行った。それもあって、「このような時期と場所で会合が開かれることは大変遺憾に思う」と被害者家族らからは非難の声も上がっている。

超高額賞金で2022年からスタートしたLIVゴルフはまもなく3年目のシーズンを終えようとしているが、話し合いは数日続くだろうと報じられた。(文・武川玲子=米国在住)

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