首位のルーキー・村田歩香は短期決戦も望むところ「あす18ホール回った方がいい」

＜ゴルフ5レディス　2日目◇31日◇ゴルフ5カントリーみずなみコース（岐阜県）◇6559ヤード・パー72＞

サスペンデッドが決まったとき、ツアー4試合目で初優勝を目指す村田歩香は車の中で待機していた。コースには午前7時ごろ到着。練習場で調整しているときに雷雲接近のために中断となり、練習もできないことから車の中で過ごしていたという。
競技は36ホールに短縮されることが決まった。取材を受けたときは「結局、どうなったんですか？　私、知らないんです」と冒頭に逆質問。「やるつもりではいたけど、このままの天気だったらやりたくなかった。あしたの午前中はいい天気だと思うので、あす18ホールをやった方がいいかな」。18歳の初々しいルーキーはすぐに気持ちを切り替えていた。

初日は5バーディ・ボギーなしの「67」で回り、ささきしょうこ、ウー・チャイェン（台湾）と並んで首位に立った。ルネサンス大阪高3年時に受けた昨年のプロテストに合格し、これまでの3試合は予選落ち。いきなり巡って来た初Vのチャンスは短期決戦となったが、「心境はそんなに変わりません」と淡々と話した。

短縮競技となるのは今季5試合目だが、これまでの4試合のうち「アクサレディス」で臼井麗香、「資生堂レディスオープン」で桑木志帆が初優勝を挙げた。残り18ホール。勢いのある若手にとって、短期決戦は望むところだ。（文・臼杵孝志）