
<FM選手権 事前情報◇29日◇TPCボストン(米マサチューセッツ州)◇6598ヤード・パー72>
金曜日の夜に日本から現地入りした吉田優利は8月上旬の「ポートランドクラシック」以来、約1カ月ぶりの出場。「ショットがずっと課題だったので、練習を多く取っていた。しっかりショートゲームの練習もしています」と調整を重ねてきた。
今大会が行われるTPCボストン(マサチューセッツ州)は、米国男子ツアーの舞台にもなる名門コース。米国女子ツアーでの開催は初となる。
PGAツアー選手が回るコースを初めてラウンドした吉田は「グリーンもすごい傾斜がある。広い、狭いがそのホールによって違う」と戦略性を感じたという。「グリーンの傾斜がすごいので、ショットである程度遠くてもいい位置につけられる様にしたい。ラフに入るとかなりもっていかれるので、フェアウェイキープできたらなと思います」と調整してきたショットを生かしたい。
最後に出場したポートランドクラシックでは、カットラインに2打届かず予選落ちを喫した。同大会終了後に行われた第2回リシャッフルでシード選手と同等の出場試合数が得られるランキング80位以内を目指したが、127位で突破はならなかった。今季はこれまで11試合に出場し、最高成績は7月「Danaオープン」での16位タイ。予選通過は5回と苦しんでいる。
来季の出場権獲得に近づくために「マネージメント、ショット、ショートゲーム全部のゴルフ脳を使って、いいプレーができたらなと思っています」と予選通過を狙う。大会の翌週には、国内女子メジャー「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権」に出場することが決まっている。「自分のゴルフを発揮できない状況が続いている。試合の中でヒントを見つけられたら」。日本帰国の前に、復調のきっかけをつかみたい。