
<フジサンケイクラシック 初日◇29日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7424ヤード・パー70>
国内男子ツアーの第1ラウンドは、濃霧の影響で午後4時16分から競技が中断となっていたが、その後、午後4時30分に降雨によるコースコンディション不良のため、翌日に順延することになった。
大会2勝の石川遼は16ホールを消化して、イーブンパー・暫定19位タイでこの日の競技を終えた。スタート時点から雨が降る厳しいコンディションのなか、8番で初バーディ。後半の10番、13番でもバーディを奪い、順調にスコアを伸ばしていった。
しかし、迎えた15番パー4。ティショットを右の林に打ち込み、ボールは木の根元へ。2打目はフェアウェイに出すだけ。残り約280ヤードの3打目は3番ウッドで打ったが、グリーンには乗らず、このホールをダブルボギーとした。
続く16番パー3では濃霧によって視界不良になり、ティイングエリアからピンフラッグが見えない状態だった。結果、1打目は右手前のバンカーへ。このホールでもボギーを叩き、貯金を吐き出した。「難しい2つのホールなので、ボギー、ボギーはしょうがないかなと正直思っていた。それがダボになっちゃったのは、ちょっと反省です」と話した。
17番のティイングエリアに立つと、霧で視界が真っ白に。その後、競技の中断が決まりクラブハウスへと引き上げた。「この雨で競技が止まってラッキーって思いたいですね。ダボ、ボギーだったので。流れも良くなかったですし。仕方ない」と、順延を前向きにとらえている。
「天気次第ではありますけど、長丁場になると思う。タフなコンディションが自分を成長させてくれるとも思う。タフな時だからこそ得られることもたくさんあるので、そういう風にとらえてやりたいなと思います」。20ホールを戦う2日目へ意気込んだ。