英語は全然だけど…地元キャディを起用 川崎春花のコミュニケーションは「右、左、まっすぐ」

<AIG女子オープン 事前情報◇20日◇セント・アンドリュース・オールドC(スコットランド)◇6784ヤード・パー72>

世界ランクによる出場資格が繰り下がり、急きょ出場権を手にした川崎春花は月曜日から練習ラウンドを開始した。先週の日本ツアー「CAT Ladies」で今季3勝目を手にしてから、息つく間もなくスコットランドで調整を行っている。
「去年も急きょ(笑)」とドタバタな渡英には慣れた様子。「父にいろいろ準備をしてもらった」と荷物をまとめ、すぐに移動をした。そして月曜日はインコースのみをラウンド。「めっちゃ雨が降ってました」と、夕方に襲った猛烈な雨風をもろに受け、早速“洗礼”を受けた。

そのほかにも、「グリーンは大きいし、下は硬いし…」と、ダブル・グリーンにリンクス特有のフェアウェイには困惑気味。「とりあえずロングパットはたくさん練習して、アプローチもパターで練習しました」と慣れないながらもできる限りの準備は進めている。

今週はセント・アンドリュースを知り尽くした地元のキャディにバッグを預ける。まったくの初対面で、かつ、川崎は英語が話せないが、「右、左、まっすぐ」と簡単な日本語を教え、キャディも『ここに打って』といった簡単な英語でコミュニケーションを取っている。『3パットしなければ完璧だよ』というキャディからの助言も、ロングパットを練習する理由の一つでもある。

全英に向けて準備してきたものもある。それは「お味噌汁、梅干し、カップめん」。父・太郎さんが用意してくれたもので、“食べ慣れた味”でメジャーへの戦いに備えた。日本ツアーでは直近5試合で3勝。波に乗る川崎が、昨年の全英以来となる海外メジャーでどんなプレーを見せてくれるのか。(文・齊藤啓介)

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