“感覚重視”が効果できめん 畑岡奈紗はメジャー前哨戦で「縦距離」に自信

<ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン 最終日◇18日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6584ヤード・パー72>

3日目にようやく「67」とアンダーパーで回り、さらなるチャージを目指した畑岡奈紗は、3バーディ・3ボギーの「72」でラウンド。「きのうに比べて体の動きが良くなかった」とスコアを伸ばすことはできなかったものの、19位タイから15位タイへ順位を上げて全英前哨戦を終えた。
1番でバーディスタートを決めたが、2番で3パットを喫してボギーとするとそこから「流れを止めてしまった」と8番、13番でスコアを落とした。それでも15番、18番でバーディを奪い、何とかイーブンに戻す底力を見せた。「少しショットが曲がってしまうところもあったんですが、バーディ締めができて良かった」と白い歯をこぼした。

練習日には「今週はメモやボールの弾道を見るのではなく、ゴルフを楽しめるようにしたい」と話していた畑岡。最近はトラックマンやメモの数字ばかりに目が行ってしまっていたこともあり、今週は“感覚重視”で試合に挑んでいた。今までは距離感のジャッジはメモと相談していたが、「これぐらい飛ばせられるかな」と感覚を頼りながらラウンドを重ねた。「今週はかなり縦の距離が合っていた」とその効果はてきめんだ。

22日(木)に今季メジャー最終戦となる「AIG女子オープン」(全英)が開幕。畑岡は月曜から練習ラウンドを行う予定だ。「聖地ですし、かみしめながらプレーできれば」とセント・アンドリュースでの試合に胸を躍らせた。「いい成績を残せるように」。引き続き“感覚重視”で悲願のメジャー制覇へ挑む。(文・齊藤啓介)

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