ここまで吉本ここねが唯一の60%台 6季ぶり史上2人目の快挙へ【上期スタッツ振り返り・サンドセーブ率】

国内女子ツアーは「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」で今季19試合が終了し、全37試合のうち半分を消化。来週の「大東建託・いい部屋ネットレディス」から後半戦へと突入する。スタッツをもとにして、前半戦で活躍した選手たちにスポットライトを当てる。今回は『サンドセーブ率』。

サンドセーブ率とは、グリーンサイドのバンカーに入ってから2打かそれより少ない打数でカップインする率。いわゆる“砂イチ”を取れる確率を示している。上期の砂イチ女王は、昨季の最終QT31位の資格で3年ぶりレギュラーツアー前半戦に出場した吉本ここね(60.0%)。2位には昨シーズン48.48%で15位にランクインしたリ・ハナ(韓国)で、2.1053%差で追っている。

近年は新垣比菜が56.45%(2020-21年)、吉田優利が59.63%(22年)、ぺ・ソンウ(韓国)が57.57%(2023年)と50%台が続いていたが、吉本の60%台は記録が残る17年シーズン以降では、同年を1位で終えた上田桃子(60%)以来となっている。吉本のリカバリー率は64.0%(39位)。ドライビングディスタンスが219.44ヤード(97位)であることを考慮すれば、飛距離のなさを小技でカバーしている様子もうかがえる。

また、ここまででサンドセーブ率9位の山下美夢有をはじめ、2位のリ・ハナ、8位の河本結はリカバリー率でもトップ10入り。なかでも山下は74.43%で1位、リ・ハナは70.32%で6位、河本は68.16%で10位と、バンカーを含めたショートゲーム巧者だとわかる。一方で同ランキング8位の小祝さくらはサンドセーブ率で42位(44.0678%)、同11位の竹田麗央は56位(41.3043%)と、バンカーからの寄せワンは獲れていないことになる。

【サンドセーブ率 トップ10】
1位:吉本ここね 60.0000%
2位:リ・ハナ 57.8947%
3位:堀琴音 57.5000%
4位:高木萌衣 54.5455%
4位:鬼頭さくら 54.5455%
6位:小林光希 53.1915%
7位:李知姫 52.8302%
8位:河本結 52.7027%
9位:山下美夢有 52.6316%
10位:森田遥 52.4590%

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