エメルソンをめぐるクラブ間の交渉が難航か…トッテナムの要求額とミランの支払額に約9億円の隔たり

 今夏でのトッテナム退団が濃厚と報じられていたブラジル代表DFエメルソン・ロイヤルが、同クラブに残留する可能性が浮上した。4日、イギリスメディア『TEAMTALK』が伝えている。

 現在25歳のエメルソンは、2019年1月にアトレチコ・ミネイロからバルセロナへと移籍。当初の2年半は共同で同選手を獲得したベティスにレンタル移籍し、2021年6月から正式な形でバルセロナへ加入した。しかし、ポジション争いに敗れたことに加え、クラブの財政事情が悪化していたことから、わずか2カ月後にはトッテナムへと放出。2026年までの契約を締結し、2023-24シーズンは主に右サイドバックとして公式戦24試合出場1ゴールの成績を残した。

 新たにアンジェ・ポステコグルー監督がトッテナムの新指揮官に就任した影響もあり、加入3年目のシーズンは先発の座をスペイン代表DFペドロ・ポロに奪われてしまったエメルソン。冬の移籍市場でサウジアラビアのクラブによる強い関心が噂されていた同選手は、今夏での退団が濃厚と報じられており、セリエAに所属するミランと年俸約300万ユーロ(約5億2000万円)の5年契約で個人合意に至ったと伝えられている。

 だが、いまだに正式な移籍の発表はなく、両クラブ間の交渉は難航中である模様。ミランは最大2000万ユーロ(約35億円)の移籍金を支払う意思があるものの、トッテナムは2500万ユーロ(約44億円)の要求額を堅持しており、500万ユーロ(約9億円)前後の隔たりが大きな障壁となっているようだ。

 新たにミランの指揮官へと就任したパウロ・フォンセカ監督が、獲得を強く希望しているとされるエメルソン。果たしてクラブ間の交渉はうまくまとまるのだろうか。

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