監督電撃退任のドルトムント、後任はクラブOBのヌリ・シャヒン氏?…コーチから昇格か

 元トルコ代表MFヌリ・シャヒン氏がドルトムントの新監督に就任する可能性が浮上しているようだ。13日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 ドルトムントは現地時間13日、2022年夏から指揮を執っていたエディン・テルジッチ監督の辞任を発表した。初年度にバイエルンとの熾烈な優勝争いを演じ、2年目の2023-24シーズンは11年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に導いた41歳だったが、自ら即時の契約解除を要求。クラブ側もこの申し出を受け入れ、契約満了を待たずしての退任が決定した。

 来る2024-25シーズンに向けて新指揮官を探すこととなったドルトムントだが、アシスタントコーチを務めるシャヒン氏の“内部昇格”が濃厚となっているようだ。『ビルト』が報じたところによると、クラブ側は同氏に新監督就任を打診し、既に具体的な交渉が行われているとのこと。現在は契約期間や給与面についての調整が行われており、両者が合意に達する可能性は高いようだ。

 現在35歳のシャヒン氏はドルトムントの下部組織出身で、2005年夏に弱冠16歳にしてブンデスリーガデビューを果たした。途中フェイエノールトやレアル・マドリード、リヴァプールへの移籍を経験しつつ、ドルトムントでは公式戦通算274試合に出場し26ゴール49アシストをマーク。2018年の退団後はブレーメンとアンタルヤスポルでプレーし、2021年10月の現役引退と共に指導者へ転身した。
 
 アンタルヤスポルで監督を務めた後、今年1月に同じくクラブOBの元ドイツ代表MFスヴェン・ベンダー氏と共にドルトムントのアシスタントコーチに就任。『ビルト』によると、就任後は主に攻撃戦術を担当し、CL決勝進出に重要な役割を果たしたようだ。

 クラブの“象徴”とも言うべきドイツ代表MFマルコ・ロイスが退団し、ドイツ代表DFマッツ・フンメルスとの契約満了も迫るなど、大きな転換期を迎えているドルトムント。果たして、クラブOBの青年監督の下で新シーズンに臨むことになるのだろうか。

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