ゴルファーを苦しめる高値続きのガソリン料金「燃費が良くなる運転姿勢があるって知っていますか?」

食料品に電気料金など物価の高騰が家計の財布を苦しめているが、ゴルファーにとってもその影響は小さくない。頑張って節約をしてゴルフ代をキープしたのはいいが、高値を続けるガソリン料金が頭痛の種になっている。
ガソリン料金の全国平均は1リットルあたりハイオクで185.6円、レギュラーは174.8円(日本エネルギー経済研究所石油情報センター調べ、5月20日現在)。5年前はレギュラーガソリンが140円前後を推していたので、その差は1リットル当たりでおよそ30円だ。
 
1リットル10キロ走る車で往復200キロの距離を走ったとしたら、その差額は600円。年に12回ゴルフに行くと考えると、1年で7200円の差となる。そうなれば燃費効率を上げてこの出費を少なくしたいとは、誰もが考えるのではないだろうか。
 
では燃費が良くなる運転方法とは?
 
最もガソリンの消費が多いのは発進時だ。ここでアクセルを強く踏むと、燃費が悪くなる。発進時はふんわりとやわらかくアクセルを踏むこと。そして走行時にはできるだけアクセルを一定に保ち、急加速、急減速、急ハンドルを避けること。
 
燃費向上には微妙なアクセルワークやブレーキングが欠かないわけだが、そのためには次の5つのポイントを意識した正しい運転姿勢をとることが大事だという。
 
①シート位置(アクセルとカカトの位置が離れ過ぎず、ブレーキを踏んだ状態でヒザ関節にも余裕がある)
②背もたれの角度( ステアリングを握ったときにヒジが伸び切らない)
③ヘッドレストの高さ(目や耳の延長線上にヘッドレストの中心を合わせる)
④サイドミラー・ルームミラーの位置( サイドミラーについては、左右方向はミラーの内側1/4程度に自車が映り込む位置、上下方向はミラーの2/3程度に地面が映り込むように調整。また、ルームミラーは映る背景が中央になる位置に調整)
⑤シートベルトの掛け方( 肩ベルトは鎖骨の中間を通るようにし、腰ベルト部分は骨盤を押さえる形で着用。ねじれないように注意)
 
そして意外にチェックし忘れているのが、タイヤの空気圧。空気圧が低いと燃費が悪化するため、規定値に合わせることが大事だ。時間とともに空気は抜けていくため、少なくとも1か月に1回は点検が必要だ。一般的に指定空気圧は、ドアの開口部や給油口の蓋の裏などに明記されているので確認しておこう。
 
解説●内藤康介さん(ないとう・こうすけ)一般社団法人・日本自動車連盟(JAF)東京支部事業課交通環境係。安全かつエコなドライブテクニックの指導など、実技・座学講習を行うインストラクター
 
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