24年前のニクラスとの思い出 タイガー・ウッズが挑む偉大な先輩の記録

<全米プロゴルフ選手権 事前情報◇15日◇バルハラGC(ケンタッキー州)◇7609ヤード・パー71>

4月の「マスターズ」以来およそ1カ月ぶりの試合を迎えるタイガー・ウッズ(米国)が、会場のバルハラGCに戻ってきた。同地では1996、2000、14年に続いて4度目の開催。00年にはプレーオフのすえに勝利し、同年の「全米オープン」から続いていたメジャー連勝記録を3回に伸ばした。
翌年の「マスターズ」でも勝利を挙げて、メジャー4連勝を飾ったのは今でも語り継がれる大偉業だが、本大会の勝利はウッズにとって思い出深いものだ。同大会はジャック・ニクラス(米国)にとって最後の全米プロ。そこでニクラスと同組でプレーしたこと、99年に続いて大会連覇を果たしたこと、「いい思い出がたくさんある」とすべてが思い返される。

といっても、当時からコースは激変。総距離は長くなり「1番ではドライバーと60度のウェッジだったのが、いまはドライバー、5番ウッド。そういう面では変わっているけど、やっぱり戻ってくるのは気分がいい」とイメージは悪くない。14年大会は腰のケガのため万全な状態ではなく予選落ちを喫したが、それでも気持ちはたかぶるばかりだ。

今年は自身がホストを務める2月の「ジェネシス招待」から出場。同大会ではインフルエンザに罹患し途中棄権。そしてマスターズを経て今週を迎えた。「家で練習はしているけど、実戦が足りないから」と当地には日曜日から入り精力的に準備をしている。「早めに入って感覚を取り戻して、本戦に備えないといけない」という、現在の状態を考慮した調整法で今大会に臨む。

偉大な先輩ニクラスとウォルター・へーゲン(故人)が残した大会5勝という記録まであと1勝。48歳となったウッズにとっては難題だが、24年ぶりのバルハラ勝利をファンは待ち望んでいる。

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