行進戦車たった1両!? モスクワで対独勝利式典が開催 新兵器の姿もあったけど…

T-14やT-90の姿はどこに?

自走砲も装軌式の歩兵戦闘車もなし

 ロシアは2024年5月9日、首都モスクワの「赤の広場」において、プーチン大統領以下、政府や軍の要人が参列して、第2次世界大戦の対ドイツ戦勝を記念した軍事パレードを実施しました。

 ウクライナと戦闘中の同国は、戦車を始めとした各種装甲戦闘車両を大量に損耗しているといわれていたことから、今回の戦勝記念パレードでは、どのような戦闘車両をパレードに出すのか、その動向が注目されていましたが、今回のパレードでは戦車については冒頭に保存車両のT-34-85を1両出しただけで、最新型と言われるT-14はもちろん、現用のT-72やT-90も一切出ない寂しいものでした。 ロシアメディアによると、パレードにはウクライナでの特別軍事作戦に参加した兵士らも含めて、軍人ら9000人以上が参加したとのこと。車両行進には大陸間弾道ミサイル「ヤルス」なども登場したものの、その数は昨年の125両から75両へと大幅に減っていました。 また、車列を組んでいた装甲戦闘車両も軒並み装輪式、いわゆるタイヤ駆動のものばかりで、例年であれば行進に参加していたBMP-3歩兵戦闘車や自走榴弾砲なども姿を見せることはありませんでした。

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