原英莉花は”鬼門の春”に大苦戦「芝との相性が…」 クラブの悩みも継続中

<RKB×三井松島レディス 初日◇10日◇福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県)◇6305ヤード・パー72>

「春は苦手」。以前からそう口にする原英莉花がまだまだ悩み中。初日は3バーディ・6ボギーの「75」で3オーバー・86位タイと苦戦した。
「出だしは良かったんですけど…」と1番から連続バーディ発進。幸先の良いスタートに見えた。しかし「その後シビアなアプローチとかが残った時にパーセーブしていけなかったので、そこから流れを崩してしまった」と5番から3連続ボギーを喫してしまった。後半の14番で再びバーディを奪いイーブンに戻すも、16番からまたも3連続ボギーとあがりで落とすことに。

先週の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」では、プロアマにアイアンを2セット持ち込むなどクラブ選びに悩んでいる。今週改めてアイアンのフィーリングについて聞いてみると「先週からシャフトを変えていい感じですが、ヘッドがしっくりきていない」とまだまだ解決には至っていない。練習場でも入念にアイアンの調整を重ねていた。

さらにここにきてウェッジの不安も出てきた。試合が始まる前から違和感があったようで、「芝とウェッジとの相性が悪いなっていうのを感じていた。そこが顕著に出てしまったので自信をもって打てなかった」。

芝との相性とは一体何なのか、詳しく聞いてみると「(ショットは)点じゃなくて線でコンタクトできるところを追求している。ただ、この時期はペタペタの芝だったり、根が長かったり、そういった芝にしっかり対応できていない。(アイアンの)削りだったり、形状がマッチしていない気がしますね」。”鬼門の春”たる所以はもしかすると、この時期特有の芝質も関係しているのかもしれない。

それを裏付けるかのように「ラフは比較的苦手ではないし、夏は(芝の)コンディションの違いっていうところは少なくて、剥げていたり、まばらになっていることが少ない。そのあたりは夏の方が良かったりする」とも話す。実際、通算5勝のうち4勝は秋に挙げていることから、青々と伸びた芝質の方が原にとっては対応しやすいようだ。そうはいっても試合は続いていく。”悩める春”の脱却へ、2日目から仕切り直しといきたい。(文・齊藤啓介)

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