チェルシーがリール所属のU-21フランス代表DFレニー・ヨロに関心を寄せているようだ。14日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
2005年11月13日生まれで現在18歳のヨロは身長190cmの大型センターバック(CB)。リールの下部組織出身で2022年1月にプロ契約を締結し、同年5月にクラブ史上2番目に若い「16歳6カ月1日」でトップチームデビューを果たした。徐々に出番を増やしていくと、今シーズンはここまで公式戦34試合に出場し3ゴールをマーク。A代表への選出経験はないものの、アンダー世代のフランス代表では主力として活躍している。
フランスでは元同国代表DFラファエル・ヴァラン(マンチェスター・ユナイテッド)の“後継者”との呼び声も高いヨロ。リールとの現行契約は2025年6月末までとなっているものの、CB拡充を目指すレアル・マドリードやパリ・サンジェルマン(PSG)、リヴァプールら欧州屈指のメガクラブからの関心が明らかになっており、今シーズン終了後の去就には注目が集まっている。
今回の報道によると、チェルシーもヨロの獲得に興味を示しているとのこと。同クラブの共同オーナーを務めるトッド・ベーリー氏とベハダ・エグバリ氏は、今夏の移籍市場でCBに23歳以下の実力者2、3人を獲得したいと考えており、メガクラブが熱い視線を送る18歳に具体的な関心を寄せているという。また、ブラジル代表DFチアゴ・シウヴァとの現行契約が6月末で満了となることを踏まえ、ヨロを同選手の“後釜”として検討しているようだ。
なお、チェルシーは他クラブとの争奪戦の可能性を考慮し、スポルティング所属のコートジボワール代表DFウスマン・ディオマンデや、ニース所属のフランス代表DFジャン・クレール・トディボにも関心を寄せているようだ。