大台6億突破も…小祝さくらは圧勝の鈴木愛に脱帽「崩す要素がない」

<明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 最終日◇10日◇土佐カントリークラブ(高知県)◇6273ヤード・パー72>

逆転優勝はならなかった。4打差でスタートした小祝さくらは一時、鈴木愛と2打差に詰め寄る場面もあったが、後半の3連続ボギーが痛手となり2位タイに甘んじた。
3番パー5では鈴木がボギーで小祝がバーディ。“ジャブ”を入れる形で一時は2打差まで詰め寄った。8番でボギーを叩き一歩後退したものの、後半10番、11番と連続バーディを奪取。逆転Vへの体勢を整えたかに見えたが、12番からまさかの3連続ボギーを喫した。「ショックはあった」。逆転優勝が一気に遠のいた。

「パットのタッチが合わなくて、モヤモヤしていた。今週は上って下ってのロングパットが気になっていた」。今週はグリーンのタッチに不安を感じながらのラウンド。そして最終日の後半は、その“上って下って”の不安なラインについてしまったことでリズムを崩した。それでも「ショックを受けてもしょうがない」と気持ちを持ち直し、17番で意地のバーディを奪取。悪い流れを断ち切るメンタルの強さで2位タイに食い込んだ。

初日から首位の座を守り通した鈴木は完全優勝を達成。後続と6打差をつける圧勝だった。「ナイスプレーというか、最後もバーディで上がって。安定感もありましたし、崩す要素がないって感じのプレー」と脱帽。「追いつく気があんまりしなかった」と鈴木の強さにただただ圧倒された。

小祝は今大会の2位フィニッシュにより、賞金726万円あまりをゲット。賞金総額が6億を超えた(6億149万944円)。「実感は全くないです」と話すが、6億円突破年齢記録では25歳330日で3位というスピード達成だった。

ちなみに、2位は今大会勝者の鈴木。25歳115日で達成した。常に先を行く先輩が、ここでも貫禄を見せる形になった。(文・齊藤啓介)

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